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【ゲームプログラマーを目指す方向け】必要なスキルは?

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この記事ではモバイルゲーム業界でも実際に働いていた僕の経験からプログラミングをゲームプログラマーになることについてまとめてみます。プログラミング、ゲームプログラマーに興味がある方の参考になれば幸いです。

 

ゲームプログラマーとは

ゲームプログラマーとはどんな職業なのでしょうか。こちらは13歳のハローワーク公式サイトからの引用です。

 

ゲームの企画、構成、演出など、それぞれの仕様に合わせて、プログラムを組んでいく仕事。ゲーム制作の中心的な部分を担う仕事で、1つのゲーム制作には多くのゲームプログラマーが参加している。キャラクターの動きやゲーム内のシステムをプログラムで作成し、そのゲームが意図した通りに動作しているかはゲームプログラマーの力量によって左右する。プログラミング言語を習得しているだけでなく、ゲームを動作させるゲーム機の仕組みとその開発環境のハード、ソフトに精通していることが重要。プログラミングそのものは専門学校等でその基礎を学ぶことができるが、職人的な技術と経験がものをいう世界である。ゲームプログラマーはデバッグといってプログラミングの不具合を調べる仕事に関わることも多く、デバッグ専門要員もいる。

出典:「ゲームプログラマー」の職業解説【13歳のハローワーク】

 

僕自身も業務でスマホ向けのゲームアプリを開発していました。その経験からみてもこの内容は適切だと思います。

もう少しざっくりお話しするとおそらく"ゲームプログラマーになりたい"という方の大半は"ゲームを作りたい"というモチベーションがあるのだと思います。そういった意味ではゲームを作る仕事、職種というのはこういったものもありますので合わせて参考にして頂ければと思います。

 

ゲーム企画者
  • ディレクターとも言われます
  • ゲーム開発全体を指揮することもあります、プロジェクトを管理するなどすることもあるでしょう
シナリオライター
  • ゲームのストーリー作成
  • 各キャラクターのバックグラウンドを設計
  • アイテムのテキスト作成 
デザイナー
  • ゲームに関係するデザインを担当します
  • キャラクターのデザイン制作、UIデザインの制作
  • ゲームによっては3Dデザイナーも必要なケースがあります 
ゲームプログラマー
  • ゲームのアルゴリズム、キャラクターのアニメーションなどを実装する
サーバーサイドエンジニア
  • 最近はネットワークに繋がったゲームも多いためこういった役割のエンジニアも必要なケースが多いです
  • サーバーサイドエンジニアもゲームに関わるエンジニアですがゲームプログラマーとはあまり言わない印象です 
デバッガー
  • ゲームには非常に多くの機能があるためデバッグを専門に行うメンバーもいるケースが多いです


呼び名は様々あると思いますがゲームの開発においてこういった職種の人々が集まって開発を進めます。ゲームプログラマー になりたい、という方はぜひまずこの中で自分がなりたい方向性を把握することも大事でしょう。

以降では上記項目の中で実際にゲームプログラマーに必要なスキルについてお話ししていきます。

 

ゲームプログラマーに必要なスキル

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実際に必要なスキルについて考えてみましょう。下記は実際にカプコンの新卒採用のページ内に記載のある募集要項です。

 

【コンシューマーゲーム開発】
コンシューマゲーム開発におけるゲームアプリケーション/開発ツール/ネットワーク(クライアント・サーバー・P2P)等のプログラミング業務を行います。

 

【技術研究】
物理シミュレーション/コンピュータグラフィックス(CG)/人工知能(AI)/VR/サウンド等の分野に関する基礎研究やゲームへの応用のための開発を行います。
また内製ゲームエンジンへの技術導入や開発を行います。

 

【モバイルゲーム開発】
モバイルゲーム開発におけるゲームアプリケーション/開発ツール/ネットワーク(クライアント・サーバー)/サウンド等のプログラミング業務を行います。

 

出典:募集要項 | 可能性を創るプロジェクト | カプコンリクルートサイト

 

実際にプロとして働くということであればこれらはゲームプログラマーとして必要なスキルといって問題ないでしょう。非常に多くのスキルの記載がありますね。

もちろん全て必要というわけではないと思いますがゲームプログラマー自体は人気のある職種ですし新卒エンジニアであってもこれくらい要求されるというのも頷ける気もします。

 

例えば下記はゲーム学科があるHALで実際に行われているカリキュラムです。

 

1年次

[基礎・応用]
ゲームプログラミング基礎(C言語)、アルゴリズム(処理手順)、ゲームエンジン(Unity)、ゲームクリエイション、基本情報技術者試験対策(CASLⅡ・コンピュータ内部知識)、HAL EVENT WEEK(進級制作展)

[総合教育]
創造性開発、問題解決技法、企画・プレゼンテーション技術

 

2年次

[実習・演習]
ゲームプログラミング・制作(Nintendo Switch用開発マシン)、3Dプログラミング(DirectX)、オブジェクト指向プログラミング(C++)、CGアルゴリズム・3D処理(行列・ベクトル演算)、3Dモデリング・アニメーション制作、HAL EVENT WEEK(進級制作展)

[基礎・応用]
企画プレゼンテーション・プロトタイプ制作、国家試験対策

[総合教育]
商品価値・コンセプトメイキング

 

3年次

[実習・演習]
任天堂・マイクロソフトゲーム機用3Dプログラミング、クラス設計(オブジェクト指向ゲームプログラミング)、ゲームダイナミクス(進化ゲーム理論)、プロジェクトマネジメント、Androidプログラミング、ネットワークプログラミング、シェーダープログラミング学習、HAL EVENT WEEK(進級制作展)、就職作品制作(3Dゲーム・オンラインゲーム・スマートフォンゲーム)、就職作品プレゼンテーション(企業審査)

 

4年次

[実習・演習]
専攻別科目(3Dプログラミング・オンラインプログラミング・スマートフォンゲームプログラミング)、ケーススタディ(産学連携プロジェクト)、ニンテンドー3DSゲーム制作、VRゲーム制作、Linuxサーバ構築・ネットワーク構築演習、応用アルゴリズム(AIプログラミング)、未来創造展(卒業制作・発表展)

[総合教育]
就職活動、ビジネスコミュニケーション

 

出典:ゲームプログラマーを目指す専門学校|HAL東京|ゲーム4年制学科 ゲーム制作コース

 

4年制の学科ですとたしかに企業が求めるスキルを満たせるようなカリキュラムをしっかり組まれているのがわかりますね。必要なスキルという意味ではこれらに記載のある内容が全てということでいいかと思います。

実際に僕もこういったゲーム専門学校を出た新卒エンジニアのメンバーと一緒に仕事をしていましたが技術もありすぐにゲームプログラマーとして活躍していました。そういう意味でもゲームプログラマーに必要なスキルとしてはこれらは妥当なのでしょう。

 

ゲームプログラマーになるには?独学でも大丈夫?

 さて、それではゲームプログラマーになるにはどうすればいいでしょうか。下記はカプコンの採用サイトに記載のある採用実績学校の一覧です。

 

2018年度採用実績校

東京工業大学大学院、大阪大学大学院、九州大学大学院、筑波大学大学院、早稲田大学大学院、明治大学大学院、立命館大学大学院、徳島大学大学院、会津大学大学院、東京電機大学大学院、愛知県立大学大学院、長岡技術科学大学大学院、早稲田大学、信州大学、青山学院大学、北海道情報大学、HAL東京、HAL大阪、ECCコンピュータ専門学校、トライデントコンピュータ専門学校

 

出典:募集要項 | 可能性を創るプロジェクト | カプコンリクルートサイト

 

学校名だけですがおそらくみなさん学校でプログラミングを学んできた方ばかりでしょう。これらを見てわかるのはHALにあるようなゲーム学科を出ていなくてもゲームプログラマーになることは可能ということかと思います。

 

さて、それでは独学でゲームプログラマーになることは可能なのでしょうか?結論として僕自身は可能だと思います。その理由は以下です。 

 

  • 出身大学などより技術力を重視されることが多い
  • スマホアプリゲームの普及によりゲームプログラマーの需要、裾野は広がった
  • Unityをはじめ、プロと同じ開発ツールを一般の人も扱える
  • GGJをはじめ、ゲーム開発を本格的にできるイベントがある
  • 開発したゲームをApp Store、Google Playをはじめ様々なところで公開できる
  • インディーズゲーム市場への注目度向上


これらの理由から僕は独学でもゲームプログラマーになれる可能性は高いと考えています。

一方でそんなに簡単ではないことも事実です。

 

特に実際に企業にゲームプログラマーとして採用されるには学校でプログラミングなどを学んでいないケースは採用担当者に対してわかりやすいアピールをする必要があります。それは例えば以下のようなことです。

 

  • 自身で開発したゲームを公開(App Store、Google Playなど)しており、その場でプレイしてもらえる状態であること
  • 自身で開発したゲームが世の中からある程度の評価を受けている
  • GGJなどのゲームジャムで評価された経験がある
  • Unityで何かしらの開発ツールを公開している(アセットストアにリリースしているなど)


どうでしょう。なかなか難しい、と感じる方もいるかもしれませんね。

一方でこういったことを実際にしていると企業側からすると非常にわかりやすく、あなたがゲームプログラマーとして活躍する可能性がある、と認識できるのです。上記は実際にプロのゲームプログラマーが日々していることとなんら変わりありませんからね。

 

なおGGJについては下記を参照ください。簡単にいうとゲーム開発のハッカソンですね。

 

ggj.igda.jp

 

おわりに

さて、本記事はこれで以上です。前述したように僕自身は独学でもゲームプログラマーになることは可能だと考えています。ハードルはいくつもあると思いますが本当にやる気がありなりたいと思っている方にとっては現在は非常にいい環境にあると思います。

 

また、最近はゲーム業界で働きたい方向けのエージェントもあり、興味のある方は一度相談をしてみることをお勧めします。シリコンスタジオエージェントはゲーム業界に特化した求人紹介をしておりお勧めです。

 

 

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それでは以上です、ゲームプログラマーになりたい方の参考になれば幸いです。