ソフトウェアエンジニアの転職

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もっと成長したい、と思った時の転職という選択肢

はじめに

本記事では、もっと成長したい、と考えている方に向けて転職という選択肢があることをお話ししていきたいと思います。

転職というとネガティブなイメージを持たれている方もいるのではないでしょうか。

私自身はこれまで4回の転職をしてきました。

現在はソフトウェアエンジニアとして開発をリードする役割とマネージャとしての役割を担っていますが、これまでの転職は現在の私の力になっていることは確かです。

転職は簡単ではありませんし、安易におすすめするつもりはありません。

ただ、環境を変え、付き合う方を変えることで成長することはよくあります。

もっと成長したい、自分が成長できる環境は他にもあるのでは、と考えている方の参考になれば幸いです。それではお話ししていきます。

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成長したい、というモチベーションを大事に 

技術革新の早いIT業界では、成長意欲はエンジニアの重要な資質です。ソフトウェアエンジニアにとって業務上必須なのはテクニカルな技術だけでなく、顧客折衝力、マネジメント力、ヒューマンスキルなど、多岐にわたるスキル。それぞれのレベルを日々高めていくことが求められます。

しかし人は自然には成長しません。成長する必要性に自ら気がつき、自分で学び続ける環境を作らなければ持続的成長は難しいのです。

50年働く時代がやってくる

医療の進歩や生活水準の上昇に伴い、人生100年時代がすぐそこまできています。誰もが当たり前のように100歳まで生きることになったら、働き方はどう変わっていくのでしょうか。

既に政府は定年を70歳にするよう企業に求める法案を準備しています。もし実現すれば、人は約50年ものあいだ働き続けることになるのです。

消える職業、現れる職業

これから数十年働く中で、ずっと今の仕事に就けるとは限らないでしょう。IoTやAI(人工知能)などの技術革新により、多くの仕事が消えてなくなると言われているからです。例えば、一般事務、オペレーター、販売員、ウェイター、運転手など、これらは消える仕事の筆頭といわれています。 

消える仕事もあれば、新しく登場する仕事もあります。米デューク大学の研究者、キャシー・デビッドソン氏が2011年にニューヨークタイムズ紙のインタビューで「アメリカの研究者がアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%が、今はまだ存在していない職業に就くだろう」と発言しました。

考えてみれば「ユーチューバー」「データサイエンティスト」といった職業は、われわれの子供時代にはなかったですし、「スマホアプリエンジニア」というカテゴリが登場したのもスマホが発売された2007年以降のことです。

市場が必要としている人材であり続けられるか

AI技術が進化してプログラミングが自動化されても、IT業界の全ての職種が消えるわけではありません。創造性、協働性を必須とする業務はまだまだ人間しかできないと言われており、顧客折衝を必要とするSEをはじめ、ビッグデータ、IoT、人工知能といったいわゆる先端IT人材の不足が予想されています。

IT業界の中で長く生き抜いていくためには、例えばクリエイティブ力のような市場から必要とされるスキルと経験をもち、常にアップデートをかけていく必要があるのです。 

常に学び続けられる人だけが必要とされる

社会やテクノロジーの変化が激しい環境下では、学生時代に学んだ技術などすぐに陳腐化してしまいます。成長したいという気持ちを強く持ち、時代のニーズに合わせて学び続けられる人だけが、市場から必要とされる人になれるのです。

年齢に関係なく新しい知識が増える楽しさを味わいながら、新たな挑戦を続けていく、自分なりの学びの形をみつけてライフスタイルに組み込んでいる人は、いつまでも第一線で活躍し続けられるでしょう。 

成長する機会を得る

ソフトウェアエンジニアとして、今どんなスキルをもっておくと、市場価値が高いのでしょうか。そしてスキル獲得をするためには、どのように行動するとよいのでしょうか。自分の性格や生活リズムを踏まえ、自分が継続して学べる環境を設計してみましょう。 

今、ソフトウェア業界で必要としている人材とは

与えられた仕事をこなしているエンジニアは早晩行き詰まり、年収の上昇どころか自分の雇用を守ることすら厳しい時代になろうとしています。

しかし、下記のような人材を目指して日々自己研鑚を続けていれば、今後しばらくIT業界で重宝されると思われます。

  • 顧客の課題解決を実現するために、自らシナリオを描いて提案できる人材
  • 新たな技術や情報に興味を持ち、高度な専門知識を有する人材
  • IT技術知識をベースにビジネスモデルを構築できる人材
  • 海外の事業環境に適したグローバルなITシステムを構築できる人材 

成長する機会を自ら作り出す

自分の市場価値を高めるためには、何から始めるとよいでしょうか。

まずは、成長する機会や場所を自分に与えましょう。資格取得やスクールに通うなど、お金と時間がかかることにいきなりチャレンジするのはハードルが高いので、まずは手軽にチャレンジできるものからトライしてみましょう。交友範囲を広げて、刺激とやる気を得られるようなイベントに積極的に参加してみてください。

 

社内勉強会に参加してみる

自分が興味を持っている言語、技術、分野に関連する勉強会にはどんどん参加してみましょう。できることなら、いつかは講師になることを目指してみましょう。すぐには無理でも自分の得意分野を作るきっかけにもなりますし、誰かに質問されることで新しい気づきも得られて成長につながります。

 

✔社外勉強会、研修会、セミナーに参加してみる

社外のネットワークをもつことは、自分の市場での立ち位置を知る上で有益です。

社内で得られるものとは性質の異なる情報を手に入れられます。

最近はオンラインセミナー形式のものも増えていますので、自宅にいたまま参加可能できます。気のあう仲間を見つけ、切磋琢磨できるようなコミュニティを作るのも自分が成長できる方法のひとつです。

 

✔書籍や雑誌、Web動画などで勉強する

筆者と直接的なコミュニケーションをとることは難しいですが、よき師となるような存在の人を見つけられたら、大きな財産となります。 

成長するための手段としての転職

転職活動をすすめることのメリットを中心に執筆をお願いします。

より大きな成長実感を得たいと考える人は、職場を変えるという手段について考えてみましょう。 

働く環境を思い切って変えてみる

勉強会の参加などだけで物足りなくなったら、更なる成長を目指して、働く環境を思い切って変えてみるという選択肢もあります。

例えば、

 

✔新しいPJTへの参加を希望してみる

✔社内の他部署に異動申請を出してみる

 ✔副業を始める(会社で許容されている場合のみ)

 ✔転職をする

 

この中で、最も大きな成長を見込めるのが「転職」です。 

転職活動をすること自体にメリットがある

転職となると、人生の中でも大きな決断のひとつです。転職にはリスクも伴いますから、実際に転職するかは、慎重に検討する必要があります。しかし、まずここでおすすめしたいのは正確には「転職」そのものではなく「転職活動」です。様々な企業に応募することで、自分の市場価値がわかったり、意外な評価をもらえたりと思わぬ気づきが得られることが多々あります。実際に活動をしてみて、明らかに転職すべき企業様とのご縁があれば、改めてその時に転職するかどうかの判断をすればよいのです。 

転職エージェントから様々な気付きを得よう

転職活動において、よきパートナーとしての役目を果たしてくれるのが転職エージェント。

転職市場で今の自分がどのように評価されるのか、客観的な視点で分析してくれます。「今のスキルが他社でも通用するのか」「他にどんなスキルがあれば市場価値を高められるのか?」といった疑問に専属のキャリアアドバイザーが丁寧に答えてくれるので、現状の自分の評価点・懸念点が明確にわかります。彼らからもたらされるアドバイスは、今後自分の成長をどう定義するかを考えるうで、非常に貴重です。

 

転職エージェントとは?

求人紹介から内定までの転職活動全てを一気通貫でサポートしてくれるサービスです。登録はWebから行い、全てのサービスが無料。登録をすると、専任のキャリアアドバイザーがついて、様々な相談にのってくれます。相談をしたからといって、転職を強要されることはないので、安心してください。

 

転職活動をすることで、自分の足りないものが見える

20代の若手エンジニアが抱えやすいのが、

 

「はっきり何がとはいえないが、なんとなく今のままじゃダメな気がする」

「ここにいても将来性がないと感じる」

 

といった漠然とした不安です。一人でモヤモヤした気持ちを抱えてしまっていませんか?

成長はしたいし、しなくちゃいけないことも分かっているけど、自分に今何が足りないのか、何を新たに身につけたらいいのかわからない、このようなことでつまずいている人は意外に多いものです。転職エージェントなら、こんな不安にもしっかりと向き合ってくれます。

スキルの棚卸しや、市場動向を踏まえたキャリア提案がうけられるので、自分の今の立ち位置と目指すべき方向性が整理されていきます。

逆のパターンもあります。転職活動をすることで、現職の気付いていなかった魅力を再発見するケースです。隣の芝生は青く見えてしまうように、なんとなく転職して環境を変えたほうがよいと思っていたが、自分の会社でもまだまだ成長できるチャンスがあることが分かったというような例です。転職活動前よりも前向きな気持ちで現職な仕事に向き合うことができるようになります。ここで仕事するのが今の自分には重要なんだ、という結論を得られたのなら、それもまた転職活動をするメリットといえるでしょう。

 

転職は、キャリアを拡げるためにするもの

多くの転職は、待遇や働き方など目の前の不満解消のための手段として選択されがちです。しかし、そういった不満は多かれ少なかれどの職場でもあること。しばらくするうちに同じような不満を溜め込んでしまい、結局転職したことを後悔することになります。

一方で、満足度の高い転職をした人に共通しているのが、もっと○○したい、もっと○○になりたいというポジティブな動機で企業選びをしていること。自分がどんな成長をしたいのか、どんなスキル・経験を追い求めたいのか、しっかりと自分なりの言葉で言語化しています。それにマッチした企業選びを徹底して行ったからこそ、入社後のミスマッチも少なく、高い成長実感を得られているのです。

転職を目の前の不満解消として実行するのは間違ったやり方です。もっと成長したいと思った時にこそ使う手段です。 

おわりに

変化の激しいIT業界のような場所で長く働くためには、自分の市場価値を高めておく必要があります。時代とともに消えゆく職業がある中で常に必要とされるためには、社会人になっても「成長したい」という気持ちをもって学び続けることが大切です。成長する機会は、自分で作りだすもの。勉強会やセミナーのような手軽なものから、転職まで、やり方は様々あります。より大きな成長実感を得たいのであれば、転職は有力な選択肢です。実際に転職するかどうかは別として、転職活動そのものが成長するための手段として、とても有効です。

自分の評価を転職市場に委ねることで、評価点と懸念点がわかるので、自分が今後どんなキャリアを積んでいくべきなのかが明確化されます。そのうえで、いまの会社に在籍している意味がないと思ったら、その時本気で転職を考えましょう。