良い花は後から

エンジニアのキャリアや働き方、転職などについてお話するブログ

エンジニアリングマネージャーを目指すとき、どうするか

本記事はエンジニアリングマネージャーのキャリアを考える方向けにお話をします。エンジニアをはじめ、キャリアを積む中である程度技術をつけ経験を積んでくると次のステップの一つとしてエンジニアリングマネージャーを目指すことがあると思います。本記事では実際にエンジニアリングマネージャーを目指すならどう経験を積みキャリアを作っていくか考えをまとめます。

エンジニアリングマネージャーとは

いくつか書籍を読み直したのですが以下記事が最も分かりやすかったです。著者はエンジニアリング組織論への招待を執筆している広木さんです。

 

qiita.com

 

こちらから一部図を引用させて頂きます。

 

https://camo.qiitausercontent.com/576ad731859c76fb8228a1930a17b84240eb50fb/68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e61702d6e6f727468656173742d312e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f33353637312f35616665666436352d623162382d323433322d653238342d3331343933616334623330352e706e67

引用:

エンジニアリングマネージャ/プロダクトマネージャのための知識体系と読書ガイド - Qiita

 

エンジニアリングマネージャに求められる役割は組織によってさまざまです。そのためエンジニアリングマネージャの役割を定義することは難しいことになります。本記事では上記記事でいう弱いエンジニアリングマネージャを取り上げてお話をします。具体的には

 

  • エンジニアのピープルマネジメント
  • ある分野でのテクノロジーマネジメント

 

の役割を持つことを考えます。引用先でも述べていますがこれだけでもなかなか難しいキャリアであることはたしかです。

エンジニアリングマネージャを目指す戦略

エンジニアリングマネージャについて定義を整理したところでどう目指すかを考えてみます。 

ある分野について技術/知識/経験をつける

サーバサイドでもフロントエンドでもアプリでもどれでも良いと思いますが何かの分野についてしっかりと経験を積むことがまず一つ必要です。ではそれはどれくらいのレベルなのか、ということになると思いますがこれは組織によって求められる程度は異なるだろうと思っています。ただ少なくともあるプロジェクトの担当する技術領域についてはリードできる程度の技術力が必要とされるでしょう。これができないと例えばエンジニアリングマネージャとなったときにチームのメンバーが困っていてもサポートをすることが難しかったり、的外れなことをしてしまいます。その結果、エンジニアリングマネージャとしても活躍することは難しいでしょう。

前述しましたようにこの要求されるレベルは組織によって様々です、組織によっては技術力よりプロジェクトマネジメントやピープルマネジメントの能力を高く評価する(そういった人材が欲しい)ことはあるので一概に述べることはできませんのでお気をつけください。

プロジェクトマネジメント経験を積む

プロジェクトマネジメントはある程度身に付けられるスキルだと考えています。それはPMBOKなどで体系的にまとめられていることからもわかります。先人がこれまで積み上げてきたプロジェクトマネジメントのノウハウを学ぶだけでもプロジェクトマネジメントの知識を効率よく得ることができ、それは実践でも役に立ちます。プロジェクトをリードする役割が回ってきたらぜひPMBOKなどで学んだ知識を使いながら工夫してみると良いと思います。実践の場でそのままうまく適用できないことが多いと思いますが、自分らしくプロジェクトを管理する方法を少しずつ形にしていくと良いです。自分らしく、と書きましたが僕はここが一番大切だと思います。前述したようにPMBOKなどで体系的に方法はまとまっていますがプロジェクト管理は非常に難しく、例えば、

 

  • ステークホルダーとの調整
  • ビジネス環境や組織の事業状況を考えた行動や交渉
  • プロジェクトメンバーのケア

 

などノウハウはいくつもありつつも正解のない問題が多く存在します。それぞれの問題に対してどう行動するか、という点については知識や経験も大きく影響しますがパーソナリティの部分も関係していると僕は考えています。プロジェクトメンバーのモチベーションや士気というのは軽視できません。あの人と働きたい、あの人と一緒のプロジェクトならがんばろう、などそう思ってもらえているプロジェクトマネージャのプロジェクトはやはりうまくいっているように思います。PMBOKなどで知識は学べますがぜひ実践の場を通してどうすると一緒のプロジェクトに関わっている方と楽しく仕事をしていけるか、そのときにプロジェクトマネージャとしてどうアクションをとることができるのか、など考えてみると良いでしょう。これは後々エンジニアリングマネージャとなったときにもチームのメンバーにどう楽しく仕事をしてもらうか、どうサポートできるか、ということを考えることにつながるはずです。

マネジメントのHowを書籍等で学ぶ

前述の通りプロジェクトマネジメントについてはPMBOKなどで知識を学ぶことはできます。マネジメントについても数多く書籍がありますのでそれをいくつか読むことをお勧めします。ビジネス系からエンジニア向けまで様々ありますが中でも僕がお勧めする書籍をご紹介しておきます。

 

Team Geek ?Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

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まずはTeam Geekです。この書籍はチーム開発についての話題を扱っている書籍です。エンジニアのチームでよくあることをテーマとして取り上げていますのでエンジニアリングマネージャを目指す場合は一読すると良いでしょう。

 

ヤフーの1on1???部下を成長させるコミュニケーションの技法

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次に1on1についての書籍です。1on1は日本でも取り入れている企業が多くなっています。一方でしっかりとやり方を学ばないと1on1自体は効果を発揮できません。ヤフーにおいてどういった方法で1on1をしているか、ということをこの本では取り上げていますので一読することをお勧めします。1on1はエンジニアリングマネージャになってもチームのメンバーと実施することが多いはずですのでしっかりと学ぶことをお勧めします。

マネジメントのキャリアを目指すことを伝える

簡単ですがこれは大事なことです。組織の中である程度の規模であればマネジメントをする役割は必要になってきます。組織としては定期的にマネジメントの役割をする方を求めている一方でそんなに簡単には任せられる人は見つからないので、良い方が見つからなければ興味がある方に声がかかるでしょう。そういう意味で当然ではありますが自身がマネジメントのキャリアに興味があることをしっかりと組織内で伝えておくことは非常に大切なことです。そして伝えたからには少しずつ準備をすると良いですね。

まとめ

本記事は以上です。エンジニアリングマネージャを目指すとき、どうするべきかという観点でお話をしてきました。向き不向きもありますので全員が目指すようなキャリアではないと僕は考えています。エンジニアリングマネージャに必要な役割として、

 

  • エンジニアのピープルマネジメント
  • ある分野でのテクノロジーマネジメント

 

があるとお話ししましたが、例えばテクノロジーマネジメントや開発業務に特化したキャリアをどんどん積み上げていくことも素晴らしいキャリアです。エンジニアリングマネージャが難しい役割であるのと同様に技術に特化した経験を積んでいくことも素晴らしいです。もしキャリアのことを検討しエンジニアリングマネージャを目指すということであれば本記事で記載しましたようにプロジェクトをリードする経験を積んだり、ピープルマネジメントのノウハウを学ぶことをお勧めします。また、もう一つ大切な点として、マネジメントのキャリアを目指すことを組織の中で伝えることをお勧めしました。簡単なことですがもしかするとこれが戦略としては一番効率的かもしれません。エンジニアリングマネージャに興味があります、と公言し着々と知識を蓄えつつそのときに備えることが良いかと思います。ちなみにですが、僕自身は意識高い系で勘違いしてタイプなので学生の時からマネジメントの本は読みあさっていました笑 そのおかげでいつでも準備はできていて、実践の場で失敗しながら色々と学んできました。エンジニアリングマネージャになるまでの道のりは様々あるかと思いますが本記事でご紹介したようなステップが参考になれば幸いです。